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帝国日記

お願い、痛くしないで

「痛かったらいってくださいね」先生は私の耳元でそうささやくと、その言葉とは裏腹に、見たこともないような長くてコードのついた器具を取り出しました。まさか、それを私の中に? そう尋ねる隙もなく、先生はそれを私の中に差し入れてきました。い、痛い! 私は思わず身を硬くしましたが、先生はまったく止める気配を見せず、それどころかますます激しくピストン運動を繰り返すのです。そのうち先生は新しい器具を取り出すと、また私の中をかき混ぜはじめました。
はじめてあんなに大きくて長い器具を受け入れた私は、出血してしまいました。なのに、先生は「もう来なくていい」なんていうんです。イェーイ。ようやく通院が終わったぜ。調子に乗って変なブツで耳掃除をすると、蝋が耳ん中に溜まっちゃって取るときにモノすげえ痛いナリよ。聡明な国民なら行わないことです。聡明でない大多数の国民は挑戦して女医に器具を挿入してもらうのも勝手ですが、女医でなかったとしても皇帝には文句いわないでね。

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