選択式夫婦別姓が、なかなか導入に至りません。
結婚したカップルが、旧姓を名乗るか、どちらかの姓に改めるかを選べるという制度です。
これが導入されると、同窓会で久しぶりに出会うあの娘、名字が変わっていないからまだ独身だ!…と妄想する機会が奪われるため、反対する輩が跡を絶たないようです。
この問題を解決するために皇帝が考案した「選択式夫婦別人制度」を紹介しましょう。
結婚したカップルは、①入籍して婚姻関係を続けるか、②入籍せず、別の戸籍で暮らすかを、自由に選べるという制度です。
①(丸文字は機種依存文字で…とか言うなよ。機も種も依も存も、アジア圏の一部と帝国でしか使われていない文字ナリ)は従来型の結婚です。②は、別の戸籍であり、カップルは特段の法的な関係を有さない、ということになります。
つまり②を選べば、姓を変えるどころか、オットやツマとは一切他人になれるということです。
近い形では離婚というスタイルがありますが、これは戸籍に記録が残ってしまいます。
しかし、選択式夫婦別人制度の場合は、戸籍にも一切記録が残りません。つまり、最初から二人にはなんの関係もないということです。バツイチになる恐れもありません。
この制度を用いれば、同窓会で久しぶりに出会うあの娘の姓が変わっていようがいまいが、自由に選択式夫婦別人である、と妄想することが出来るのです。
さあ、これで選択式夫婦別姓に反対する理由はなくなりました。速やかな立法に期待します。