このところセミシーズンまっさかりという感じで、散歩にいくとセミの鳴き声で皇女はビックリして泣き出すし、歩いているとセミの抜け殻や死骸やらばかりで皇太子はいちいち立ち止まってうるさいです。ここでセミといえば捕まえようとした時に必ずオシッコだかウンコだかわからないものをかけられて逃げられちゃうよねとかいったスカトロ系に話を展開すると思った貴方は結構いい人ですが、今日は子供が起きてるのでそんな話はま・た・こ・ん・ど。
ところで、昆虫図鑑で「セミ」という生き物をみるとひとつも掲載されていないではありませんか。今日、皇太子が捕まえてきた昆虫も、クマゼミだったことがわかりましたが、セミではないのです。ちなみに「アリ」も「クワガタ」も「チョウチョ」も「ガ」も「トンボ」も、図鑑には載っていないではありませんか! 我々は幼少時代から、いもしない虫を追いつづけてきたというのか! と落胆しかけたところ、なんと「カブトムシ」は、「カブトムシ」という名前の昆虫がいることがわかって一安心です。というか、カブトムシなんか、本当はツノコガネとか、カブトコガネとかいうコガネムシの分類でもいいと思うのに、ちょっとばかし人気があるからって、独立した名前とか名乗っちゃって、いい気になっていると思います。ところで、本題のセミですが、7年とか幼虫で土の中にいて、成虫になってシャアシャア(クマゼミの場合)うるさいのは1週間くらいだというではありませんか。だったら、昆虫図鑑には7年分をすごしている幼虫を掲載すべきだと思うのですが、いつもいつも成虫ばかりが載っています。このあたり、大人中心の社会構造のイヤなところを見てしまった気がしますが、それより今日の日記を最後まで読めるタフな国民が何人いるかは心配です。皇帝も久しぶりだからリハビリ期間だと思って許して欲しいナリ。
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