なんだよう皇帝のことだからまた関係のないことをでっち上げてるんだろうと思っている国民の諸君、信じてください!
皇帝は見たのです。見てしまったのです。
皇后、皇太子と自動車で渋滞路を走行っていうか徐行中、すこし前方の歩道に一人の背の高い小学生風の少年がフラフラと歩いていました。
ひとしきりウロウロした後、彼は1メートルくらいの高さのコンクリート壁に近寄ると、おもむろに顔を壁の上に近づけ、何かを必死に吸い始めたのです!
いったい何を?
我々一行に戦慄が走りましたが皇太子は外を見てブーブだーとか言ってますのでこの場合放っておきます。
で、その少年はそのまま立ち止まり、何かを吸いつづけています。
きっとジュースがこぼれているんだとか、草を食っているに違いないなどと推理をしているうちに、自動車が流れてついに彼に隣接したのです。
そこで皇后ちゃんが窓を開け、「なに食べてるのー?」と質問を浴びせかけたにも関わらず、彼は一切同ずることなく食事を楽しんでいます。
結局車はそのまま進んでしまい、彼の口にしているモノはわからずじまいでした。
しかし我々は確信しています。彼、いやヤツは人間の皮をかぶったオオアリクイに違いありません。
オオアリクイって見たことないけど。