このところ帝国ではフジツボが流行っています。
そう、波打ち際とか船底とかにくっついてるアレ。
というのも、以前、なんかの本に、海で足を怪我をして以来、どうもギシギシと歩きづらいので医者にいったら、皮膚の下でフジツボが繁殖していた、という世にも恐ろしい話が出ていたらしく、それって気持ち悪すぎるじゃーん、ところでフジツボってどうやって繁殖してんだろうねえ、なんて盛り上がってたのです。
この話を別居中(もうじき二ヶ月)の皇后に伝えたところ、「ああ、そういえば、裏の家のおばさんが『これ取りづらいのよねぇ』とかいって塀についたフジツボ剥がして燃やしてたよ」という証言が得られたではないか!
フジツボは海の生き物ではないのか? 家の壁にもついてるのか? イヤだ、嫌すぎる!
後日、皇帝が確認に向かったが、すでに剥がされた後だったのか、その姿は見ることが出来なかったナリ。